それでも、花は咲く

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 当然だけれど、震災があっても時は過ぎるし、季節は巡る。そして人間が悲しみに沈んでいても、そんな事とは無関係に花は咲く。花は人に愛でられる為に咲くのではない。彼等もまた、必死に生きている。その姿を見て人が何を感じ、何を受け取ろうとも、それは人間の側の問題だ。
 それでも、桜は日本人にとって特別な意味を持っていると思う。理由は色々とあるのだろうけれど、それを明確にしようとは思わない。ただ各々の心の中に、この花と結び付いた様々な思い出があるのだろうとは思う。そう、大切な思い出が。

 今震災の中で生活している事も、いつか思い出になる日が来るのかもしれない。その時に、その記憶が辛いだけのものではなくて、何か将来の自分達にとって救いになる様な、そんな思い出になっていて欲しい。それがどれだけ先の事になるかは分からないけれど、今年の桜を見上げながら、ふとそんな事を思った。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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黒犬

Author:黒犬
映画と小説を主食に生きている。
地方の片隅で今日も黙々生息中。

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