『好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期』に参加してみる
さて、今回も『好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期』に参加させて頂こうかと。投票受付終了間際の滑り込みだけれど。早いもので自分がこの企画に参加するのももう3回目か。
ライトノベル限定の投票企画なのだけれど、元々自分の読書傾向は雑食気味なので、自分の中でもライトノベルの定義が曖昧だったりする。加えて最近はライトノベル作家としてデビューした作家がどんどん越境して行く傾向にあり、「これってライトノベルに入るの?」と悩み始めるときりがない。個人的にはメディアワークス文庫くらいだったら余裕でライトノベルに入るんじゃないかと思うのだけれど、他のライトノベル読みの方々からするとあれは一般文芸なのかな。書店での売り場も分けられているけれど。まあライトノベル定議論は犬も喰わない気がするので、毎度の事ながら以下は独断と偏見で。
上遠野浩平『ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン』
【13下期ラノベ投票/9784048918701】


そこに上遠野作品がある限りこうした企画にねじ込み続けるのが我が使命。
実際、これまで上遠野作品を読んだ事が無い人にいきなり勧められるかというと難しいのだけれど……いいんだ。好きだから。
本作の感想はこちらに。
江波光則『スーサイドクラッチ 魔術師スカンクシリーズ3』
【13下期ラノベ投票/9784061388673】


この企画への投票は、毎回「1作家1作品で行こう」という自分ルールを設けている為、『密葬 ―わたしを離さないで―』とどちらに入れるか悩みまくった。今回は「(自分が考える)ライトノベルらしさ」と「2014年上期には『樹木葬』が入るだろう」という点を考慮して本作に一票。
本作の感想はこちらに。
三秋縋『三日間の幸福』
【13下期ラノベ投票/9784048661690】


『スーサイドクラッチ』同様、「1作家1作品ルール」の中で『スターティング・オーヴァー』とどちらに入れるか悩んだ本作。『スターティング・オーヴァー』のサリンジャー風味な文体も結構好きなのだけれど、今回は本作に。勝因の5割はミヤギ。
本作の感想はこちらに。
黒史郎『未完少女ラヴクラフト 2』
【13下期ラノベ投票/9784569760995】


一体作者と編集部のSAN値はどこまで持つのかというチキンレース。ラヴクラフト御大を少女化するだけでは飽き足らず、新たな作家にまで伸びる魔手。もうこの際、行く所まで行ってしまえよ、としか言えない。単なるパロディではなく、原作愛がキモ。
本作の感想はこちらに。
紅玉いづき『サエズリ図書館のワルツさん 2』
【13下期ラノベ投票/9784061388727】


仕事とか、夢とか、自分の可能性とか、オッサンになってくるとしみじみ思い知らされる物事というのはあって、それらについて考える事は痛いし、辛いのだけれど、それでも考え続けるべきなのだろうな、とも思う。
本作の感想はこちらに。
菅野隆宏『流浪刑のクロニコ』
【13下期ラノベ投票/9784087032932】


2巻『不殺刑と羅刹刑』も良かった。
異世界での物語の筈なのに、読み進めるうちにどこか自分達が生きている現実と地続きであるかの様な感覚にとらわれる、そんな作品。
本作の感想はこちらに。
入間人間『瞳のさがしもの』
【13下期ラノベ投票/9784048919999】


読むと多分、『片思い』がしたくなる小説。『恋』がしたくなる小説ではない所がミソ。
本作の感想はこちらに。
河野裕『つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない』
【13下期ラノベ投票/9784041010044】


自分の様に推理小説が苦手な読者でも安心。2巻の『著者には書けない物語』も読み終わったけれど、自分はやはり河野氏が書く物語が好きだという事を再認識した。
本作の感想はこちらに。
石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』
【13下期ラノベ投票/9784047290112】


ライトノベルに限らず吸血鬼ネタの作品は数多いけれど、それをこういう風に料理して来たか、という感じ。高校生の恋愛模様を美化し過ぎない、等身大の物語が良いなと。
本作の感想はこちらに。
浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る13 Even if you became the stardust』
【13下期ラノベ投票/9784094514575】


そして毎度毎度の事ながら、上遠野浩平作品に始まり浅井ラボ作品で締めるという構成。こう見えて好きなものをゴリ押しする為には手段を選ばない。
本作の感想はこちらに。
という訳で、『好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期』への投票用エントリでした。しかし毎回、集計結果よりも他の人がどんな作品に投票しているのか見る方が楽しみだったり。面白そうな作品があったら手を出してみよう。
ライトノベル限定の投票企画なのだけれど、元々自分の読書傾向は雑食気味なので、自分の中でもライトノベルの定義が曖昧だったりする。加えて最近はライトノベル作家としてデビューした作家がどんどん越境して行く傾向にあり、「これってライトノベルに入るの?」と悩み始めるときりがない。個人的にはメディアワークス文庫くらいだったら余裕でライトノベルに入るんじゃないかと思うのだけれど、他のライトノベル読みの方々からするとあれは一般文芸なのかな。書店での売り場も分けられているけれど。まあライトノベル定議論は犬も喰わない気がするので、毎度の事ながら以下は独断と偏見で。
上遠野浩平『ブギーポップ・ウィズイン さびまみれのバビロン』
【13下期ラノベ投票/9784048918701】
そこに上遠野作品がある限りこうした企画にねじ込み続けるのが我が使命。
実際、これまで上遠野作品を読んだ事が無い人にいきなり勧められるかというと難しいのだけれど……いいんだ。好きだから。
本作の感想はこちらに。
江波光則『スーサイドクラッチ 魔術師スカンクシリーズ3』
【13下期ラノベ投票/9784061388673】
この企画への投票は、毎回「1作家1作品で行こう」という自分ルールを設けている為、『密葬 ―わたしを離さないで―』とどちらに入れるか悩みまくった。今回は「(自分が考える)ライトノベルらしさ」と「2014年上期には『樹木葬』が入るだろう」という点を考慮して本作に一票。
本作の感想はこちらに。
三秋縋『三日間の幸福』
【13下期ラノベ投票/9784048661690】
『スーサイドクラッチ』同様、「1作家1作品ルール」の中で『スターティング・オーヴァー』とどちらに入れるか悩んだ本作。『スターティング・オーヴァー』のサリンジャー風味な文体も結構好きなのだけれど、今回は本作に。勝因の5割はミヤギ。
本作の感想はこちらに。
黒史郎『未完少女ラヴクラフト 2』
【13下期ラノベ投票/9784569760995】
一体作者と編集部のSAN値はどこまで持つのかというチキンレース。ラヴクラフト御大を少女化するだけでは飽き足らず、新たな作家にまで伸びる魔手。もうこの際、行く所まで行ってしまえよ、としか言えない。単なるパロディではなく、原作愛がキモ。
本作の感想はこちらに。
紅玉いづき『サエズリ図書館のワルツさん 2』
【13下期ラノベ投票/9784061388727】
仕事とか、夢とか、自分の可能性とか、オッサンになってくるとしみじみ思い知らされる物事というのはあって、それらについて考える事は痛いし、辛いのだけれど、それでも考え続けるべきなのだろうな、とも思う。
本作の感想はこちらに。
菅野隆宏『流浪刑のクロニコ』
【13下期ラノベ投票/9784087032932】
2巻『不殺刑と羅刹刑』も良かった。
異世界での物語の筈なのに、読み進めるうちにどこか自分達が生きている現実と地続きであるかの様な感覚にとらわれる、そんな作品。
本作の感想はこちらに。
入間人間『瞳のさがしもの』
【13下期ラノベ投票/9784048919999】
読むと多分、『片思い』がしたくなる小説。『恋』がしたくなる小説ではない所がミソ。
本作の感想はこちらに。
河野裕『つれづれ、北野坂探偵舎 心理描写が足りてない』
【13下期ラノベ投票/9784041010044】
自分の様に推理小説が苦手な読者でも安心。2巻の『著者には書けない物語』も読み終わったけれど、自分はやはり河野氏が書く物語が好きだという事を再認識した。
本作の感想はこちらに。
石川博品『ヴァンパイア・サマータイム』
【13下期ラノベ投票/9784047290112】
ライトノベルに限らず吸血鬼ネタの作品は数多いけれど、それをこういう風に料理して来たか、という感じ。高校生の恋愛模様を美化し過ぎない、等身大の物語が良いなと。
本作の感想はこちらに。
浅井ラボ『されど罪人は竜と踊る13 Even if you became the stardust』
【13下期ラノベ投票/9784094514575】
そして毎度毎度の事ながら、上遠野浩平作品に始まり浅井ラボ作品で締めるという構成。こう見えて好きなものをゴリ押しする為には手段を選ばない。
本作の感想はこちらに。
という訳で、『好きなライトノベルを投票しよう!! 2013年下期』への投票用エントリでした。しかし毎回、集計結果よりも他の人がどんな作品に投票しているのか見る方が楽しみだったり。面白そうな作品があったら手を出してみよう。