著・しきしまふげん 漫画・へかとん『現代萌衛星図鑑』

 ・・・よもや人工衛星にまで『萌え』が求められる世の中になろうとは。凄いな日本。

 まぁ冗談はさておき・・・買ってしまった。それも物凄い勢いで。発売の情報見てからAmazonのカートに叩き込むまでの速度が音速を超えたね。(自分調べ)しかも6月11日現在『一時的に在庫切れ』になってる。結構需要あったのかな。

 さて、この手の『擬人化ネタ』ってのは結構昔からあって、最近でも戦闘機や戦車、鉄道、果てはモビルスーツとかゾイドなんてものまで擬人化されてる。自分は今まであまりこの手のジャンルに手を出してこなかったんだけど、今回はスルー出来なかった。

 男の子は誰でも一度くらい宇宙飛行士に憧れた事があるもんです。もしくは自分と同世代ならモビルスーツのパイロットでも可。とにかく宇宙に行きたい。無重力とか素敵過ぎる。何せ自分が子供の頃は、『21世紀になったら宇宙時代』っていう頭があって、月面基地や宇宙ステーションは実用化されてて当たり前、日帰り宇宙旅行も可能、誰もが旅行感覚で宇宙に行ける時代が来るんだと本気で信じてたからね。現実はちょっと残念な感じだけど、死ぬ前に一度は宇宙に行きたい。まだ諦めないぜ。

 この本はイラスト満載で擬人化された人工衛星娘(さてらいこ)達も皆かわいらしく、素人でもすんなり人工衛星の世界に入って行ける所がとてもよく出来ていると思う。しかし、この本をあえて漫画カテゴリではなく書評カテゴリで紹介する所に自分の拘りがある。
 というのもこの本、イラスト以外のテキスト部分が非常に熱い。萌えより燃え。もうプロジェクトXとか『アポロ13』とかああいう世界。日本の技術者って凄いんだなぁと感嘆する。

 そして人工衛星っていうのは役目を終えた後の運命が皆儚い。大気圏突入で燃え尽きるとかね。他にも役目を果たせずに機能停止したり、打ち上げロケットのトラブルで宇宙まで上がれずに終わったり。人工衛星が真空の宇宙空間で孤独に任務を遂行する姿を想像すると泣けるし、それを地上で支え続ける技術者の方々には本当に頭が下がる。衛星通信や天気予報等、自分達の生活に密着してるしね。

 弱った時には空を見上げて、遠く宇宙で頑張る人工衛星達に思いを馳せるのもいいと思う。

<関連項目>

 『現代萌衛星図鑑』公式blog さてらいこ.jp

 しきしまふげん氏のブログ『teardrop Public Affairs Dep. 』


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Author:黒犬
映画と小説を主食に生きている。
地方の片隅で今日も黙々生息中。

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