悪名も利になるのか?

 最近本が読めていないので雑記ばかりになってしまうな。それでもニュースは見ているので、必然的にここに書く内容も時事ネタが多くなる。

 最近は市橋達也のニュースを見ているのだけれど、自分が一番疑問なのは、突如として結成されたかに見える弁護団についてだ。

 最初は国選弁護人なのかと思っていた。市橋容疑者は『親に頼るつもりはない』と言っているが、かといって自分で私選弁護人を雇う金も無いからだ。通常、被告が経済的理由から私選弁護人を雇う事が出来ない場合、裁判所が国選弁護人を選任しなければならない。

 ただ、自分は法律関係は全くの素人なので勘違いしていたのだけれど、通常自分が考えている様な国選弁護人は『被告』に対して選任されるのであって、起訴前の段階、所謂『被疑者』の段階では国選弁護人は付かないものらしい。
 現在は、被疑者の権利を守る観点から、『被疑者国選弁護』というものがあり、ある一定以上の基準を超えた重大事件の被疑者については、起訴前の段階から国選弁護人が付く場合もある様なのだけれど、ここにも落とし穴があって、市橋容疑者が問われている様な『死体遺棄』では、被疑者国選弁護の対象にはならない。たとえ最終的に殺人罪で再逮捕する事を視野に入れていたとしても、現状の逮捕容疑が死体遺棄である以上は、市橋容疑者は国選弁護人から弁護を受ける事は出来ないという事になる。

 以上の理由から、今現在市橋容疑者の弁護にあたっている弁護人は国選弁護人ではないという事になる。しかしながら、実際には私選弁護人を雇えない筈の市橋容疑者に対して、6人もの弁護人が弁護団を結成して彼の弁護に当たっている。これはどういう事だろう。関連項目として以下の記事を引用する。

 <関連項目>

 千葉日報ウェブ『「親に頼る考えない」市橋容疑者、弁護団に 英国女性死体遺棄』

 この記事では以下の様に書かれている。

 『死体遺棄容疑では国選弁護人を請求できず、「はっきり言ってお金はない。私選弁護人を頼めないが大丈夫か」と尋ねてきた。弁護士が「経済的な負担はかけない」と伝えると「よろしくお願いします」と答えたという。』

 上の一文通りだとすると、『実際の弁護費用はこの弁護団が所属する弁護士事務所なり支援者なりが負担するので、市橋容疑者は経済的負担を心配しなくて良い』という風に読めるのだけれど、そんな優遇があっていいものだろうか?

 弁護団がどういった判断で彼の弁護を買って出たのかは知らないけれど、大きく報道された事件の被疑者だからという理由での事だとすれば、悪名も己の利になるという事か?

 何だか黒い気分になって来る様な話だ。自分なんかそれこそ真面目に生きていてもそんな優遇を受けた事は無いし、多くのまともな一般人だってそうだろうと思う。それを、死体遺棄や殺人を犯したかもしれない人間が、話題性のある事件の被疑者だからという理由でこれだけのサポートを受けられるのだとすれば、正直良い気分はしない。

 引用元の記事には弁護人一人の名前が載っているので、所属事務所までは判ったのだけれど、自分が今知りたいのはそんな事ではなくて、なぜこんなにも早く弁護団が結成されたのかというその事だ。満足の行く説明を求めたいし、メディアにもその辺りを取材してもらいたい。

 それから、何でも聞く所によれば市橋容疑者にはネット上でファンクラブが結成されたそうだ。正直この国も終わったなと思う。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

黒犬

Author:黒犬
映画と小説を主食に生きている。
地方の片隅で今日も黙々生息中。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
Twitter
リンク
RSSリンクの表示
Amazon