未知との遭遇in中古CD・GESTALT『ゴモラVS不動明王』

 月曜日にふと立ち寄った中古ゲームショップ。その片隅に併設された古本・中古CD売り場で、その出会いは突然に訪れた。

 GESTALT(ゲシュタルト)というバンド名よりも、先ずそのアルバムのタイトルが持つインパクトに一瞬思考停止に陥る。


 『ゴモラVS不動明王』


 ヤバイ。どんな音楽なのか全く想像が付かない。ゴモラってあのウルトラ怪獣のゴモラだろうか?CDジャケット表面に密教法具の三鈷杵、裏面には三鈷杵に見立てた怪獣っぽいイラストがあるのでどうやらウルトラ怪獣のゴモラで間違いはなさそうだ。いや、他のゴモラっていっても、『ソドムとゴモラ』のゴモラ位しか思い浮かばないけど。
 それからしばらくそのCDを片手に固まっていた。一応ジャケットに日本語が書かれているから日本のバンドなんだろうという事だけは把握したものの、今度は何故ゴモラと不動明王が対決しなければならないのか全く理解不能だ。更に、収録された曲名がまたカオスだ。『KHAN(不動明王)』はまだいい。『GOMORRHA(ゴモラ)』もアルバムのタイトルにする位だから納得出来る。そこで唐突に『ウルトラQ』

 「……ウルトラQって、やっぱりゴモラがゴモラである以上、アレだよなぁ……」

 さて、どうしたもんかという所で、結局買って帰った。早速PCに突っ込んでiTunesでインポートしてみる。あ、ちゃんとトラック名が取得出来るんだ、という所で一安心して、再生しながらググる。来た、公式サイト。

 GESTALT公式サイト『THE META-PROGRESSIVE GESTALT』

 『THE META-PROGRESSIVE』というからには、今聴いているこれがいわゆるプログレッシブロックなのだろうか。音楽に明るくないのでピンと来ないけれど。というより、2曲目からいきなりアジアンテイストというか、明らかに念仏というか声明(しょうみょう・宗教音楽の一種で、仏典に節を付けたもの)というか、真言を唱えているかの様なボーカルが入る。いや、明らかに『羯諦 羯諦(ぎゃてい ぎゃてい)』とか言ってる。般若心経ではなさそうだけど。
 かと思うと、曲が進んで『ウルトラQ』は、完全にあのウルトラQのオープニングテーマのアレンジだったりする。カオスだ。

 自分は音楽に詳しくないので、演奏のテクニックとか音楽性がどうこうという細かい話は脇に置く。それでもまあ、タイトルから想像されるカオスさとは対照的に、意外と気持ち良く聴く事が出来る音なのではないだろうか。少なくとも自分はこれもアリだ。身構えていても仕方がないので、先ずは聴いてみる事をお薦めする。公式サイトのアルバム紹介ページで試聴が可能だ。

 ともあれ、通して聴いてみると意外と全体の統一感があって綺麗にまとまっている気もする。色々なバンドがあるんだなと思うけれど、今回はあまりにも突然の出逢い過ぎてちょっと心の準備が出来ていなかった。まあこれも楽しいけれどね。

 

テーマ : プログレ
ジャンル : 音楽

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Author:黒犬
映画と小説を主食に生きている。
地方の片隅で今日も黙々生息中。

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