『立ち上がれ』って事は『倒れてる』って事だよな

 率直な感想はタイトルの通り。いや、何がって新政党の『たちあがれ日本』について。

 まあ、『立ち上がれ!』という掛け声は元気があっていいのかもしれないけれど、立ち上がれという事は、現状は立てていないという事。倒れてるというのが言い過ぎだと言うなら、座っているでもへたり込んでいるでもなんでもいいけれどね。そういう意味では『立ち上がれ!』という勇ましい掛け声とは裏腹に、何となく元気の無い今の日本の姿が目に浮かぶ政党名だと思う。

 少なくとも、立ち上がれと言っている政治家の方々は今の日本はしっかり立てていないと思っている訳で、そういう恥ずべき現状を、政党名という形で広く内外にアピールしてしまっていいものなのかと思う。国内はいいとしても、海外のメディアはどんな風に報じるのだろう。別に石原都知事のセンスに駄目出しするつもりもないけれど、もう少し他に良い候補が無かったものかと思う。
 それと、今の日本が倒れているという事を前提とした場合、当然思い浮かぶ疑問がある。


 『じゃあ日本を倒したのは誰だよ』


 責任の所在を明らかにしないというのは日本人の悪い癖だと思う。それが良い方向に働く場合もあるんだという事を差し引いて考えたとしてもね。
 特に、今回の新政党を旗揚げしたのは長く与党の地位にあった自民党に籍を置いていた方々でもある訳で、そういう意味でも釈然としない部分がある。「あなた方の責任はどこへ行ったんですかね」っていうね。もっとも、あの方々は『だからこそ我々が新党を設立して日本の立て直しを図ろうというんじゃないか』とか真顔で言いそうだけれど。

 まあ、そういう方々が国会議員になったのも、全ては国民が投票した選挙の結果なのであって、日本が倒れた責任もまた国民一人一人に帰するんだと言われればその通りなのかもしれない。その責任が自分に全く無いとも言わない。けれど、権力の中枢にいた人々には、やはりそれ相応の重い責任がある筈だと自分は思う。

 朝のニュース番組で「この政党名についてどう思いますか」と聞かれた一般の方が『「たちあがれ」って、人事みたいだ。「たちあがろう」ならまだ良かったけれど』という様な事を言っていたけれど、この微妙なニュアンスの違いが、今の国民が感じている政治家との距離感なんじゃないかと自分は思う。

テーマ : たちあがれ日本
ジャンル : 政治・経済

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Author:黒犬
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地方の片隅で今日も黙々生息中。

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