『悪役になるという覚悟』

第758回「好きな悪役」


 今までスルーしてたんだけど、このブログってトラックバックテーマってのがあって、そのお題に沿った記事が書ける様になってるのね。で、折角だから一回くらい書いてみようかな。今回のお題は『好きな悪役』らしい。

 自分はそれこそ小説・漫画・映画が好きだから、悪役のネタには事欠かない。物語には必ず悪役がいるものだし。でもここで素直に役名を書くのも芸が無いから、ちょっとズラした事を書いてみようか。


 自分が好きな悪役は『アメリカ』だと思う。


 いや、映画だと大抵アメリカは正義の味方って事になってるし、昨日書いた『トランスフォーマー リベンジ』の中でもそれはそうなんだけど。じゃあ何故好きな悪役がアメリカなのかっていうと、それはつまり『自国が求める正義を実行する為なら大抵の悪事はやってのける国』がアメリカだからだと思う。
 例えば9.11とかがあって、アメリカはテロと戦うんだって言って相当の人的、経済的な支出をしている。国民もそれを了解している。(もちろん反対の声は相応にあるとしても)軍隊はその為に厳しい訓練だけではなく国外の実戦も経験しているし、少なくとも『国益』や『戦う』って事に関して真面目に考えてるよ。日本の数百倍は。

 もっとも、『テロ戦争なんて全部身から出た錆じゃねぇか』とか、『アメリカが信じるグローバルスタンダードなんか正義じゃない』っていう見方は当然ある。戦う相手からすればアメリカの目指す正義こそが悪なんだから。ただ、アメリカが唯一正しいのは、『支払う犠牲やリスクを全て背負う覚悟』『時には悪役として叩かれる覚悟』っていう奴を一応は持った上で行動を起こしているって事だと思う。『実際に犠牲を強いられるのは末端の兵士であって政権の中枢じゃない』っていう批判は当然あるだろうけど。

 翻って日本はどうなんだよって言うと、これが非常にのほほんとしているというか、国の方向性に関して誰が責任取るんだっていう状況。官僚なんか絶対に責任取らないし、日替わり定食並みにその時の与党の都合で首がすげ変わる総理大臣とか論外。反省もしないし、改善もしない。これでどっちが国民として頼れるのかっていう事だ。

 世界的に見ればむしろ悪役かもしれないけれど、相応の責任を果たす用意がある国と、絶妙な位置にある島国だからっていう地理的優位性だけでのほほんと世渡りやってきた国と、どっちがより真面目なんですかっていう話。
 もちろんこの意見も『米軍かっこいい』っていうプロパガンダ映画(それこそトランスフォーマーとか)の見過ぎだろ?と言われるだろうし半分は当たってると思う。その為にハリウッド映画に米軍が全面協力するわけだから。でもそういうイメージ戦略をやってまで軍のイメージアップ=国民の支持獲得をしなきゃいけないんだ、それが国益を守る事になるんだっていう使命感があるだけまだ立派じゃない?違うかな?

 というわけで、好きな悪役は『アメリカ』です。
 第三者的な視点で見てると相当問題もある国だけどね。

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Author:黒犬
映画と小説を主食に生きている。
地方の片隅で今日も黙々生息中。

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