政治への絶望を抱えて

 内閣不信任案が否決されたという。はっきり言って、どうでもいい。

 『政治に対する不信感』という言葉をよく耳にするが、自分にとってはこの国の政治に対する信頼など消滅して久しい。信頼度ゼロではなく、ゼロ以下のマイナスにまで落ち込んでいると言っていい。
 与党も野党も関係無い。この国で政治に携わっている人間の中で、誰が信用に足ると言えるのか。一体誰にならこの国の舵取りを任せる事が出来るのか。それだけの覚悟と能力を持った人間が今の政治家の中にいるだろうか。

 菅総理はいずれ辞任するという。では、その『いずれ』とはいつか。管氏は『原発事故に一定の目処がつくまで』と言ったらしい。自分は氏の演説など今更聞きたくも無かったので、直接その発言を聞いた訳ではないし、発言の全文を読んだ訳でもないが、それでも言わせてもらえば随分と『ナメた』発言だとは思う。

 管氏本人は絶対にこの文章を読む事は無いだろう。それでもあえて福島県民として氏に言うとするならば、「貴方が口にする『原発事故に対する一定の目処』とは何がどこまで解決する事を指しているのか明確にしろ」と言いたい。放射性物質の流出が止まる事か?各地で計測されている放射線量が原発事故以前の水準に戻る事か?それとも原発事故で家を追われた人々がまた故郷へ帰る事が出来るまでか?『一定の目処』などという言葉を軽々しく口にするな。貴方が考えている『自分の責任を放り出して辞める事が可能になるまでの目処』と、自分達が今置かれている過酷な現実が解決に向かうまでに必要な時間とを安易に重ね合わせるな。聞いているだけで吐き気がする。


 自分は怒っている。


 怒りの感情も、度を越すとむしろ静かな怒りに変化するらしい。自分はもう怒鳴ろうとも思わない。口汚く相手を罵ろうとも思わない。暴力で屈服させようとも思わない。ただ、許せないだけだ。決して許さないだけだ。そして、酷く悲しいだけだ。

テーマ : 雑記
ジャンル : 日記

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Author:黒犬
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地方の片隅で今日も黙々生息中。

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