エコロジーと目先の金

 先週末久しぶりに友人と会う機会があった。その節は皆お疲れ様。

 で、その中で『高速道路ETC割引』の話が出た。要するに、ETC使って高速1000円で走れる様になれば皆そりゃ喜んで使うだろうけど、結果として二酸化炭素排出しまくりなんじゃねーの?という事。普段頑張ってエアコンの設定温度高めにしたり、近場なら歩きか自転車で移動するとか、せっせとエコに貢献してる人がいくらいても、この手の大量排出の前では無力というか、そもそもそういう人だって今回の割引制度で喜んで高速使ってる可能性もあるよね。

 当然今まで公共交通機関使ってた人間まで自家用車で移動を始めたら、環境負荷はそれだけ増える。そんな事政府だって理解しているだろうに、誰も突っ込まないんだろうかこの問題。高速道路は混雑するし、高速道路整備に必要な資金だって結局公金で穴埋めする事になるんだろうし。元々この割引にしたって期間限定の話で、2011年3月27日には終了するわけだし。結果誰が得をするの?っていう。高速が割引になって利用者は得したぜって言っても、それ結局別の所で穴埋めさせられるだけなんじゃないかと思うね。

 で、今回の事で痛感したけど、エコっていうのはやっぱり目先の金には敵わないんだなと思う。

 『環境に対する意識が高まっている』とか最近聞くけれど、それにしたって高速1000円の魅力の前では屈する程度の意識な訳で、『いや、俺は高速がいくら安くなろうが環境に配慮して、断固として公共交通機関を利用する。その為なら高い金も払う』という人は少数派だと思う。だって目先の金大事でしょ?自分だって大事だと思うよ目先の金。

 だから本気で環境問題について取り組もうと思うなら、『環境問題に取り組む事は子供や孫の世代に豊かな自然を残す為に重要』とかいう長いスパンでやってても駄目で、『環境問題に取り組むと目先の金レベルで得をする』というシステムにしないといけない。そうでないと皆やらないし、長期間継続出来ない。

 政府も『エコポイント』とかでお茶を濁していないで、そろそろ戦略的に考えていかないと二酸化炭素の排出量削減とか永遠に無理だと思う。

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黒犬

Author:黒犬
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地方の片隅で今日も黙々生息中。

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